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執筆者の写真管理人

アートとビジネスが出会う場所、ILILIS

更新日:2018年11月19日



働く環境がアートに溢れていればどんなに素敵なんだろう・・・そんな素朴な気持ちからILILISを始めました。

人は一日の1/3を睡眠に1/3を通勤とプライベートに、そして1/3を仕事に使っています。一年に換算すると、実に120日、2900時間も仕事に費やしています。もし、オフィスワーカーであれば、この時間をずっとオフィスで過ごすことになります。この膨大な時間を過ごすオフィスの環境に、そこで働く人は無意識に心理的な影響を受けないはずがありません。

グローバル化が進む中、ビジネスのスピードは益々増してきています。また、AI技術が発達する中、ホワイトカラーの労働生産性の向上の必要性が叫ばれています。さらには失敗をできるだけ抑えようと、常にリサーチに基づく論理的で合理的な判断が強く求められます。こんな環境では息が詰まりそうで良いアイデアやチームワークなど築くことなどできるでしょうか。時短や福利厚生の充実など、労働環境の改善は今後益々重要になってくることでしょう。

才能のある先進的な企業の経営者は、このような現在の複雑なビジネス環境の中で正しい意思決定をするためには、ビジネスに創造的で芸術的なエッセンスが必要であることを直感的に知っています。 ILILISはそんな潜在ニーズに「ファインアートフォト」を提案します。



アートは難しく考えるものではありません。観て感じるものであればよいのです。特に心地よく感じるものであれば・・・

浮世絵は元々は「芸術品」などではありませんでした。しかし、江戸時代に庶民の間で大流行しました。そのシンプルだけれどもダイナミックで観たものを虜にする魅力があったからです。しかも、庶民でも手が届く値段で・・・。それは浮世絵が一品一様の趣向品ではなく、大量に刷ることができた木版画だったからに他なりません。

あまりにも大量に刷られ普及していたため欧州への輸出陶磁器の緩衝材として使われていました。しかし、そのことがきっかけで、欧州の文化人に広く知られることとなり、ヴァン・ゴッホやルノアールなど印象派の画家が北斎や広重、歌麿をこぞって模写したりモチーフとして使ったりしました。江戸庶民のための浮世絵がアートとしての普遍性を得た瞬間です。

​油絵や彫刻と違って、「写真」も浮世絵やポスターのように手軽です。

ビジネスの環境で飾るアートは、美術館のキュレーターが企画展を開いたりコレクションするような難解なものである必要は全くありません。むしろ、気軽に楽しめるものであったほうがよいでしょう。そこで、ILILISでは「ファインアートフォト」のリプリントを提案します。リプリントとは写真作家のオリジナル写真画像データを高品位の紙材にプロ写真家が利用する大型の写真用インクジェットプリンターでプリントアウトしたもので、写真家自身が直接のプリントと監修を行わない点が、オリジナル作品(エディション版、署名入り)とは異なります。

「写真」自体は一つの技術手段、表現手段あるため、記録、ドキュメンタリー、報道、広告など、様々な用途に用いられてきました。このためか、アートフォトというジャンル自体が全く知られておらず、そのため、絵画や彫刻といったオーセンティックな芸術品よりも一般的に低く評価されています。さらに昨今のスマホとSNSは、写真は観るものであっても、飾ったり所有したりするものではないということが常識となりつつあります。しかし、日本では知られていませんが、世界ではアートとしての写真が存在し、オーセンティックな芸術品と同様に評価が進んでいます。

ファインアートフォトは現代の浮世絵

最近のカメラの画像素子の解像度や階調性が、また、インクジェットプリンターの性能が著しく高まる中、写真の表現手段としてのポテンシャルは非常に高く、絵画や彫刻といったオーセンティックな芸術品、あるいはポスターのような輪転機で大量に刷る網点印刷とは違い、「オリジナル作品と同等の品質の複製がたった一枚から作れる」という強みがあります。これは、木版画やリトグラフ、エッチングといった版画に似ています。

少量でも大量でも複製が簡単にでき、それもオリジナルのクオリティーと変わらない・・・こうしてみれば、「ファインアートフォト」は、「現代の浮世絵」と言えるかもしれません。全ての写真がアート性がある訳ではありませんが、優れた芸術性をもつ「ファインアートフォト」も存在します。

ILILISとして「ファインアートフォト」を提案する理由は、「ファインアートフォト」が複製、拡大が自由にできるアートだからです。浮世絵は大量生産ができましたが、写真は「拡大」までできます。浮世絵のように、作品そのものに芸術性があれば、ビジネス空間に飾る目的であれば、承認欲求充足や投資を目的としたコレクターアイテムである必要は全くなく、浮世絵のように増刷品であれば良いのです。希少性というプレミアムが無いため、純粋にそのアート性(作家の著作権)にだけ対価を負担いただくことによって、気軽に多くの作品を飾っていただきたいのです。

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